「親業」から学ぶ職場のコミュニケーションのあり方

鈴木みどり『「あたりまえのことがちゃんとできる子」の育て方』

最近は育児や虐待防止についての研究会にも顔を出したりします。そんなの仕事とどう関係するの、って疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、実際は密接な関係があります。
それはさておき・・・

このたび、ゴードンメソッド、「親業」という考えに出会いました。私にとってはとても参考になる考え方です。
今日は、その第一人者、鈴木みどりさんの著書『「あたりまえのことがちゃんとできる子」の育て方』(メイツ出版、2010年)から職場のコミュニケーションや人間関係のつくり方について、大変参考になる個所をご紹介します。

鈴木さんは、著書のなかで、「能動的な聞き方」を提唱していらっしゃいます。「能動的な力」では、「くり返す」、「言い換える」、「気持ちをくむ」の3つのパターンを使うことが重要です。この著書のなかでは、さまざまな具体例を交えて、とてもわかりやすく説明されています。

たとえば・・・(104~105ページです)
母「○○ちゃん、話を聞きなさい」
娘「あっ、雨がふってきた?」
母「雨? そうかしら。ねえ、○○ちゃん、お話があるの」
娘「・・・・・・」
母「今、お話聞くのイヤなのね」(能動的な聞き方、気持ちをくむ)
娘「・・・・・・」
母「じゃあ、今度にしようか」
娘「今してもいいよ」(能動的な聞き方が効いています)

職場でこんなことないでしょうか。
上司「●●クン、私の話を聞きなさい」
部下「何のことですか?」
上司「何のことですか、はないだろう! だいたいいつもキミは・・・・(説教、説教しても問題解決にはなりません)・・・」

これを
上司「●●クン、私の話を聞きなさい」
部下「何のことですか?」
上司「いまは私の話を聞きたくないのかな。私はいつかゆっくりキミと話をしたいと思っている・・・」
と語りかけるとどうでしょうか。

とても細かいことかもしれません。こうした一つ一つの話し方や気持ちの持ち方を毎日繰り返し丁寧に見直すことで、きっと心地のよいコミュニケーションがはかれるでしょう。

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