「私メッセージ」と「あなたメッセージ」

コミュニケーションのイメージ

コミュニケーションの方法の考え方に、「私メッセージ」「あなたメッセージ」
という考え方があります。最初のこの考え方を学んだとき、「なるほど、そうだよな!」と思うと同時に、不自然さを感じました。

いまは、知らないよりは知っておいた方が断然お得、どちらを使うかどうかは意識して使うことが大切、と考えています。そこでご紹介します。

「私メッセージ」は物事を人に伝えるとき、主語を「私」にするいい方、「あなたメッセージ」は主語と「あなた」にするいい方です。

職場でいえば、仕事が遅い人がいたとします。「なんであなたは仕事が遅いんだ」といえば、「あなたメッセージ」でちょっと攻撃的な感じがするでしょう。これを「私メッセージ」にすると、「(私は)あなたには効率的に仕事に取り組んで欲しい」、と自分の気持ちや考えを伝えることになります。別のいいかたをすると、自分の気持ちや考えに責任をもった表現になります。

あるいは、「私をイライラさせないで」というのは「あなたメッセージ」です。「私メッセージ」にすると、「私はあなたをみているとイライラする」となり、自分の気持ちに責任をもつ表現になります。「あなたメッセージ」の表現では、他人を変えることはできませんので、イライラはいつまでたっても残るでしょう。「私メッセージ」の表現では自分の気持ちに責任をもつことになるので、イライラを消化することができます(だいたいイライラの正体は悲しみです)。

もう少しいきましょう。「この店に入ると癒される」というのが「あなたメッセージ」です。これを「私メッセージ」にすると、「私はこの店に入ることで気持ちを癒すことができる」となります。自分の気持ちを自分の力で癒すことができる、と思えば、自信にもつながるでしょう。

今度はちょっと角度を変えます。「このケシゴム、貸してください」は「あなたメッセージ」です。英語で考えた方がわかりやすいかもしれません。命令形の主語はyou(あなた)ですね。これを「私メッセージ」にすると、「このケシゴム、貸していただけませんでしょうか(私はこのケシゴムを貸して欲しい)」と丁寧な表現になりますね。相手には断る権利が生まれますから、コミュニケーションがスムーズにいきやすくなるでしょう。
そして・・・ここで人格適応論の考え方を入れると、「想像型」と「行動型」は指示モードを好みますから「してください」と「あなたメッセージ」が通じやすくなります。「信念型」と「思考型」は要請モードを好みますから「していただけませんか」と「私メッセージ」が通じやすいです。

「私メッセージ」と「あなたメッセージ」、使い分けができるとコミュニケーションの幅はグンと広がるでしょう。そして、私がより大切にしていることがあります。自分の気持ちや考えや行動に責任をもつことです。そうすることで、他人を責めて自分が苦しくなるのを防ぐことができますし、問題を解決することができます。
他人を変えることはできません。自分を変えることはできます。
もしサポートが必要なら、お手伝いいたします。

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