人格適応論 「適応」って何?

人格適応論 養育スタイルの表

「人格適応論」の「適応」のことばの意味って、ぜんぜん説明していなかったですね。適応タイプの特色について説明し終わったので、今日はご説明します。

人格適応論の基本的な考え方は、養育者(とくに両親)の養育スタイルを3歳以前の乳幼児期にどう受け取り方が、今後の人生に多大な影響を与える、というものです。
以下表にてまとめます。

人格適応論 養育スタイルの表

ここで大事なポイントがあります。「あてにならない」「先取り」「一貫性がない」「達成の強調」「管理しすぎ・支配的」「他人を喜ばせる」、そんな面、どの養育者でも必ずどこかもっています。実際の養育者がどうだったか、ではなく、本人が養育者のどのような面を受け取っているか、によって適応タイプに影響する、というわけです。

以下、もう少し細かくみていきましょう。

1.想像型
人格適応論 想像型のイメージ

想像型の方が受け取った養育スタイルは「あてにならない」ことでした。養育者に対して一番欲しいもの、愛情を要求しても与えてくれない、とあきらめたのです。人に欲しいものを要求することをあきらめたのと同時に、内面でとても豊かな世界をもっているわけです。クリエイティブな仕事を任せると、とても独創的な仕事をすることでしょう。

2.行動型
人格適応論 「行動型」のイメージ

行動型の方が受け取った養育スタイルは「先取り」でした。養育者が子どもの欲求に先回り姿を多く受け取った場合、自分の欲求を自覚する前に、自分が欲しいものを他人が与えてくれるように先回りして動くようになります。そうすると、自分の欲しいものを手にいれるために、人を操ろうとするわけです。服装面に出てくるとぴっちり目の服に胸元を広げるなど、セクシーな印象を与えます。化粧やアクセサリーも派手です。人の先を読んで行動するところ、魅力的なところはリーダーシップの発揮に役立ちます。

3.信念型
人格適応論でいう信念型(パラノイド型)のイメージ
信念型の方が受け取った養育スタイルは「一貫性がない」ことでした。養育者がやさしく接してくれたと思ったら、突然怒り出す。当然用心深くなり、不安感も強まります。その不安感を埋めるために、自分の信念を膨らませます。それだけ、仕事と自分の信念が合えば、情熱的に仕事を進めます。同時に不安感を埋めるために本物志向も強まります。服装面では、よいものをきちんと着こなす人印象があります。

4.思考型
人格適応論 「思考型」のイメージ
思考型の方が受け取った養育スタイルは「達成の強調」でした。「できてあたりまえ」の養育スタイルをうけとれば、当然子どもは何かをつねに成し遂げようとします。仕事でも完全主義的で責任感をもつことを好み、問題解決に積極的に取り組みます。

5.反応型
人格適応論でいう「反応型」(「受動攻撃型」)のイメージです。
反応型の方が受け取った養育スタイルは「管理のしすぎ・支配」でした。「自分のいうとおりにしなさい!」というメッセージをいつも養育者からすれば、人生がんばって戦うことを学びます。しかも、直接戦うのではなく、間接的に戦うのです。これを「受動攻撃」といいます。たとえば、相手の提案を断るとき、「○○ですね、でも・・・」と否定したりするとき、直接でなく遠回しな表現になるのもご理解いただけるでしょう。この人生の戦いには粘り強さとユーモアがともないます。反応型の方はとても元気で明るい印象を与えるでしょう。そして、選ぶ服は原色系の色柄ものが多いです。「あなたは、何ていう変な服を着ているのよ!」とでも養育者からいわれるような服を着ているわけです。

6.感情型
人格適応論 感情型のイメージ
感情型の方が受け取った養育スタイルは「人を喜ばせること」でした。そして、「かわいい、かわいい」とかわいがられて育てば、愛想を振りまいて、人に喜んでもらおうとするわけです。大人になっても愛想よく、チャーミングで社交上手、着ている服も着心地がよさそうです。

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