「親業」に学ぶ「上司業」のあり方

トマス・ゴードン『親業 子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方』

いま、トマス・ゴードン、近藤千恵訳『親業』(大和書房、2013年)という本を読んでいます。子育てに関する本ですが、職場の人間関係を考える上ではとても役に立ちます。

とくに、上司になったとき、部下の方と接する上でかなり親子関係のつくり方に似ている点があるように思います。

私もリーダーシップをとるのが苦手な方ですから、あまり偉そうなことはいえません。そして、ずいぶん参考になる点はあると思います。

まずその心構えとして。

「人が親になると、おかしな、そして不幸なことが起こる。ひとつの役割を果たそう、役割を演じようとしはじめ、自分も人間であることを忘れてしまうのだ。いよいよ親という神聖な世界に入ったのだから、『親』のマントをかぶらなくてはいけないと思う。そして親はこのように行動すべきという自分の考えをもとに、ある特定の行動をするように一生懸命努力する。・・・親はこの変身によって、自分も弱点をもったふつうの人であり、感情をもった生身の人間であることを忘れてしまう・・・親業を初めて最初に犯す大きな過ちは、この、自分の人間性を忘れるところにある。親業をうまくやりとげる親は、自分が本当の一人の人間であることをまず自分に許す」(18~19ページ)。

ここに出てくる「親」ということばを「上司」に置き換えると何かみえてくるものがあると思います。
一生懸命努力して成果を上げようとすればするほど、部下のためを思って何かを一生懸命伝えようとするほど、成果がでない・・・そんな光景を目にしたことはないでしょうか。

まず、自分だって一人の人間である、会社の組織の一員である、ミスをすることだってあるし、思うように業績が上がらないことだってある・・・。
そんなことを認めることからスタートすると、仕事もスムーズに行きそうです。
詳しいコミュニケーションの方法については、また別途お伝えします。

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