ダニエル・カーネマン、村井章子訳『ファスト&スロー』(早川書房、2012年)を読んでいます。本当におもしろいです。

ここで、「プライミング効果」について説明があります。プライム(先行刺激)によって人間はどのような反応をするか、がプライミング効果です。

著書ではジョン・バルフらが行った実験が紹介されています。この実験では、大学生に5つの単語のセットから4単語の短文をつくるよう指示します。このとき、1つのグループには高齢者を連想するような単語(フロリダ、忘れっぽい、はげ、ごましお、しわ、など)を混ぜておきます。この高齢者を連想するような単語を入れたグループが別の教室へ移動する時間をこっそり計測すると、ナント、他のグループより移動時間が長く、歩く速度が遅くなっている、というのです。もちろん、実験に参加した学生はそんなことは意識していません。

これほど、自分が行動を起こす直前の出来事ってとても大きな影響を人に与えるわけですね。

ということは、それだけ第一印象って、人に会うとき、とくに営業のときや面接のときは、大切だ、ということですね。もちろん、モノを売り込むときのパッケージやデザインも大事だ、ということです。