6/10の記事でブリッジズの『トランジション』を用いて、「転職成功最大の秘訣」についてご説明しました。おとといと昨日、「癒し」、「イニエシエーション(通過儀礼)」の意味についてお話ししました。この2つのことばの意味をご理解いただければ、「転職成功最大の秘訣」についてもより深くご理解いただけると思います。内容は6/10の記事とまったく同じですが、より深く書くことにします。

「転職成功最大の秘訣」は新しい仕事や会社を探すことではなく、前の仕事や会社の辞め方であると書きました。さらに深いことでいえば、子どものことから身につけてきた習慣、ものの考え方や感じ方とそれにともなう行動を変えることです。そのことを、昨日の記事では、「子どもが死ぬこと、大人として生まれ変わること」と記しました。

ブリッジズも『トランジション』のなかで似たようなことをいっています。以下引用します。

 すべてのトランジション(引用者注、移行期、職業でいえば前の仕事や職場からつぎの仕事や職場に移る時期のこと)は何かの「終わり」から始まる。私たちは新しいものを手に入れる前に、古いものから離れなければならない。・・・
 いろいろな部族の通過儀礼(注、イニシエーション)において、人生のある局面から次の局面に移行するのを促すために、しばしば古い記憶や情報を消し去る儀式が挿入されるのも驚くにあたらない。
 われわれはいつも、必要な外的変化のほとんどをやってしまった後で、何かの「終わり」に直面していることに気づく。すなわち、新しい家に住むとか、新しい仕事に就くとか、新しい人間関係を持つということが一段落してから、自分がまだ古い結びつきから離れていないという事実に気づかされるのである。
・・・
 古い生活を捨てることは、なぜこれほど大変なのだろう。これは難しい問題である。とりわけ、われわれが変化を望んでいた場合には、不思議なことである。われわれの一部分が、いまだに昔のままであるということを認めるのは嫌なことだ。昔のままで良いのなら、変化させたことがまちがいだったのかもしれないという疑惑にとりつかれるからである。

 これでわかると思います。転職をしてもうまくいかなくてまた転職をする、その繰り返しの正体・・・
 子ども時代から引きずっている問題が未解決なのです。子ども時代の問題を解決することがイニシエーションであり、「癒し」なのだ、ということは、昨日述べたとおりです。

 就職や転職の問題と限定せずに、子どものころからの問題を含めて自分の人生を真剣に楽しく楽に生きようしている方。
 そんなあなたに、私はカウンセリングに来て欲しい。