おとといまで、「白雪姫」を題材にして、社会や他人に価値基準を合わせると自信がなくなりやすくなることをお伝えしました。

このホームページで何度かご紹介しているクリストフ・アンドレ、高野訳『自己評価メソッド』(紀伊国屋書店、2008年)でも同じようなことが書かれています。

「自分を厳しく批判してしまう」 その何よりの理由は、自分を見る目が実は自分の目ではなく、自分に対する判断が実は自分の判断ではななからである。・・・たいていの場合は「厳しく判断してしまう」のである。その裏には、「自分は他人からみて完璧でなければならない」という思い込みがある。(104~105ページ)

昨日の白雪姫の話をもう一回思い返してください。白雪姫の実母は鏡に向かって「世界で一番美しいのは誰?」と聞いています。自分が完璧でありナンバーワンであり続けることを求めると苦しくなるのがわかると思います。

さらにアンドレ氏はこのようにも続けます。

「自分に厳しい」のは立派なことだと考えられている・・・。「あの人は自分に厳しい」と言えば、それはたいて褒め言葉である。だが、それは本当に立派なことなのだろうか?・・・その<厳しさ>が自分に対して容赦なく用いられるなら、問題のほうが大きい。・・・「自分を批判する」ことは「自分を向上させる」ことにつながらない。(105ページ)

「自分に厳しい」ということば自体、社会や他人の声だということがご理解いただけるでしょう。「自分に厳しく」といっていること自体、社会や他人の基準に合わせようとし、自分の成長をとめているのです。

「自分に厳しくしよう」と自分にことばをかければ、モチベーションは上がりません。ポジティブな気持ちや自信をつくることもできません。

まず、自分が考えていること感じていることは本当は何なのか、を見極めることから始めましょう。

助けが必要な方、お待ちしています。