昨日の続きです。今日は本当にお伝えしたいことを書きます。

昨日は「光の3原色」が自然現象として本当に存在するというより、人間の網膜の細胞がたまたま赤・緑・青の電磁波に対応する、したがって別の電磁波に対応したりさらに加われば、「光の3原色」の考え方は別のものに変わる、という話でした。ということは、客観的に存在する世界に人間が生きている、ということではなく、人間の脳が世界をつくり出している、という結論でした。

実はこれ、私たち一人一人、日常生活のなかでもまったく同じことがおこっているのです。「網膜の細胞」を「社会の価値観」や、「自分の好み」に置き換えるとどうなるでしょうか。

あなたの職場に「悪い人」はいませんか?ルールを守らない、パワハラをする、人を犠牲にして自分の利益だけを求めようとする・・・。実は、「客観的」に「悪い人」がいるわけではないのです。社会の価値観やその人の価値観が「悪い人」をつくっているのです。

そんなバカなことがあるか、と思う方も多いでしょう。「パワハラで人を傷つけるわけだから、そんなことをするのは悪いに決まっているではないか」とおっしゃるかもしれません。また私にそんなことをいわれるのは、「正しい」生き方を求めていらっしゃる方には当然腹立たしく思うでしょう。

そしてどうでしょう、「悪い人」を「良い人」に変えることはできますか?「正論」をいうのは簡単ですが、「正論」を述べることで苦しくなるのは「悪い人」ですかあなたですか? これで相手が変われば楽になるでしょう。変わらなかったら、無力感や絶望感で落ち込むことをあなたはいままで何度繰り返してきましたか。

よくこれまで「嫌」な人と一緒に仕事をしてきました。どれだけガマンされたのでしょうか、どれだけつらい思いに耐えてこられたのでしょうか。

嫌でいいです。腹も立つでしょう。自分の気持ちを受け入れてくれないと悲しいでしょう。それだけあなたがこれまでやってきたこと、あなたのいまの気持ちは大切なのです。

私もかつてはそうでした。自分のなかに勝手に「悪い人」を作り上げては批判をし、変えられない自分を責め出すのです。私のところに「正解」「正しさ」を求めてたくさんの方々がご相談にこられます。苦しいのです。

「悪い人」を作り出すのが自分であることに気づけば、周りに「悪い人」はいなくなります。そうすると楽に仕事ができ、生きやすくなるでしょう。