ファインディング・ジョー 「英雄の法則」

ファインディング・ジョー 「英雄の法則」

ファインディング・ジョー 「英雄の法則」 ドキュメンタリー映画のタイトルです。この映画を先週観る機会に恵まれ、大変感動しました。

「ジョー」はアメリカの神話学者ジョセフ・キャンベルのこと。彼は世界の神話を研究して一定の法則があることを提唱した人物です。私は映画「スター・ウォーズ」が大好きで、このシリーズの製作者ジョージ・ルーカスもずいぶんキャンベルの考えを参考にしたことでも知られています。

「ファインディング・ジョー」では最初のシーンがとても印象的です。黄金の像があったが、外国が侵略してくるということでさまざまな布などをかぶせて石像にしてしまう。やがて布など黄金の像を覆っていたものがはがれてくると、本当の姿がみえてくる。

ここでいう覆っている布は社会の価値観などです。「どうせそんなことをやっても無理」「常識に従え」「人に気を遣え」「ガマンと努力が必要」「すべきことをすべきだ」・・・。

そうです、私たちは、本来黄金の像であり、そのことに気づいていないだけです。本来もっている能力を活かしきれていないだけです。

「ファインディング・ジョー」ではさまざまなアメリカの著名人が自分の人生を振り返りながら、自分の人生を生きるとはどのようなことか、を語ります。

私たちは、社会の価値観に染まった催眠のような状態で毎日を送っています。そこへ、1本の電話が鳴るように本当の人生を生きる知らせがあります。その電話は、あまり望ましくない形で起こります。身近な人の死だったり、解雇・失業だったり、財産の喪失だったり・・・この電話の音を無視し続けると、どんどん音は大きくなるわけで、余計つらい目を見ることになるわけです。

ということで、本当の人生を生きる旅はそれまでの自分との「別れ」からはじまります。これが第一段階。

 

そして、第二段階は「通過儀礼」。さまざまな困難にぶつかります。映画では「ドラゴン」という形で表現されています。そしてそのドラゴンの正体は「怖れ」です。「怖れ」は自分のなかにある感情です。私たちは「客観的に存在する」世界を生きているわけでなく、自分の心をプロジェクタで映し出すような世界で生きているわけです。たとえば、Aさんという人がいたとします。私はAさんが「怖い」「嫌だ」と思っていたとします。そしてBさんはAさんと仲が良い、なんていうことがあるわけです。「そんなの人の好みでしょう」、とおっしゃる方がいらっしゃると思います。その通りです。Aさんが「客観的に」「怖い人」でも「嫌な人」でもなく、私が怖かったり、嫌なところをAさんに映し出しています。これを「投影」といいます。自分の人生を生きようとして外に飛び出せば、当然自分が「怖い」と思っている人やものに触れることになります。最初は怖い思いや嫌な思いをするでしょう。そして最初は戦いとなるかもしれません(この映画では「ドラゴン」として表現されています)。だんだん怖いもの、嫌なものに触れていくうちに、自分のなかに取り入れて使っていなかったパワーを取り戻すことができるわけです。

 

そして最後の第三段階は「帰還」、戻ってくるのです。それもただ単に戻るのではなく、一回りもふたまわりも成長して戻ってくるのです。そして、自分が「黄金の像」であることに気づき、至福の人生を歩むのです。

 

仕事のなかでも同じようなことが起こっていないでしょうか。最初嫌な仕事を押し付けられる、案の定やってみると最初は嫌だった、それでもやるうちに仕事の面白みがわかってきて、つぎのチャンスに活かすことができた。私も学校の教員だったころ、世界史で採用されたのに地理の授業を担当したことで、世界史の授業に環境問題を持ち込むことができたことを思い出します。最初は嫌でも、触れていくうちに自分のものになってくると、本来もっていた能力が自然に高まるわけです。

 

私がご理解いただきたい点は以下の3点です。

私たち人間は誰でも「黄金の像」であり「英雄」であり自分の人生を歩む力をもっていること、そのきっかけは望ましくない形でやってきて無視すると余計アラームの音が大きくなってつらい思いをすること、そして自分が避けたいと思っている「怖さ」は自分の心の世界が映し出している像にすぎないので向き合うことで取り込むことができること、です。

明日は、この「ファインディング・ジョー」でも出てくる「オズの魔法使い」を例にしながら、もう少し具体的にお話ししたいと思います。

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