「権威」ではなく「権力」を使うことが問題

ゴードン博士の人間関係をよくする本

今日から、人間関係における「権力」の問題について、数日かけてゴードン博士の本を使用して考えることにします。とくに職場の人間関係を考える上では極めて重要といえるでしょう。

この本で私が興味深い、と感じるのはゴードン博士が「権威」と「権力」を分けて考えていることです。結論をいえば、問題が生じるのは「権力に基づく権威」だということです。逆のいい方をすれば、権力を使わなければ権威は有効であり、問題は権力を使うことだ、ということになるでしょう。

ゴードン博士によれば、問題を起こさない権威のあり方は2種類ある、ということです。

1つ目が、専門知識を必要とする場合。何か法律上の問題を解決したい場合には弁護士に、健康上の問題を解決したいときは医師に、心の問題ではカウンセラーに、車の修理を依頼したい場合には自動車整備工に、といまの自分に持っていなくて必要な知識や技術を得たい場合です。

2つ目が、地位や互いが認めている職務の場合。警察官が権威をもって交通違反や社会的犯罪に対処するのは当然のことです。裁判官や会議の議長がその場を進行するのに権威が必要です。会社だって上司が部下に対して権威をもつのは当然です。

問題が発生するのは、この権威に対して「権力」がついてくる場合です。相手の気持ちを犠牲にしてまでも自分の命令を押し通す場合です。

職場で上司やリーダーになれば、大変なことになります。「そんなこといったって、権力を使わなければ部下は仕事をしないじゃないか」って思う人も当然でしょう。部下には思った通り仕事をしてもらわなければ、自分の立場だって危うくなるでしょう。これはとても難しい問題です。

どうやったら権力を使わなくて、快適な人間関係を築きながら一緒に仕事ができるか。そんなことにノウハウや特効薬がないのは私もゴードン博士も重々承知です。そして、その解決に向けて一つ一つ取り組むことができるのは確かです。

一緒に考えていきましょう!

そして、おもしろいな、と思うことがもう一つあります。ゴードン博士は、軍隊以外の組織では、指令に同意がなくても服従や従順さが必要ない、学校や企業においても決定に従うかどうかについては十分に選択の余地があり、その選択のなかにこそよりよい人間関係への希望が託されている、と述べています。

これ、アメリカと日本の文化の差でしょうか。私も企業で働いていたときは、指示に対して意見を述べたり質問することはあっても、基本は企業が決めたことには従うことが原則でした。従うのが嫌、と思ったときには退職です。私の思い違いかな?

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