平均への回帰1

市川伸一『考えることの科学 推論の認知心理学への招待』

今日はまず、市川伸一『考えることの科学 推論の認知心理学への招待』(中公新書、1997年)に紹介されているエピソードからご紹介します。

フォンという研究者たちがこんな問題を学生に出すそうです。

「新人王問題 大リーグで新人王をとった野球選手は、2年目には成績が悪くなることが多い。過去10年を見ると、アメリカン・リーグでは8人、ナショナル・リーグでは9人が、2年目に悪くなっている。いったいこれは、なぜだと思うか」(85ページ)。

学生からの回答は、「プレッシャーがかかるから」「怠けてしまう」から、という答えが多かったそうです。

ここで一つ大事なことは・・・。勝手な推測を人間はしたがる、勝手に理由をつけたがる、ということです。この問題はとても大事ですので、また別の機会に触れます。

今日ここでご理解いただきたいことは、統計的にみると、何度も同じことをしていると、平均値に近くなる、ということです。ということで、一年目成績がよかった選手、二年目になると成績が悪くなるのは当然です。つねに平均に戻ろうとするわけです。よければ悪くなる、またよくなって悪くなる・・・この繰り返しです。

これ、人間関係や仕事のことについて理解する上でもとても大切なのです。人が能力を発揮する、ということは常に波がある、ということです。このことを知った上で他の人や自分自身と付き合うことにしたいものです。

続きは、また明日述べます。

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