女性が担ってきた役割

橋爪大三郎『はじめての構造主義』

昨日は、交換によって人と人、集団と集団がつながる、という話をしました。昨日の例ではその交換の例は貝殻などあまり価値がないものを例にしました。

とはいえ、交換するものは、何らかの価値があった方がお互いにとってメリットが大きくなるわけです。

そこで、その交換される「贈り物」として重宝されたのは何だったのか、というと、女性だったわけです。

「女性を贈り物にするなんて失礼な!」というわけで、この考え方がずいぶん反発をくらったのも事実ですし、私自身も女性を「物」として扱うことにはずいぶん昔は抵抗がありました。いまこの文章をよんでいらっしゃる方のなかでも、反発したくなる方もいらっしゃるかと思います。

 

それでも、私は以下のように考えるようにすることにしました。確かに、女性は「贈り物」としての価値は非常に高いかもしれないです。子どもを産む、なんて男性にはできないことです。そして、交換によって人と人、集団と集団がつながるのだとしたら、交換こそが人間らしさを表現するのだとしたら、その交換の「贈り物」として女性は非常に重要な役割を社会のなかで担っていた、と考えたらどうでしょうか。

もちろん、「贈り物」として別の集団に嫁いだ女性が幸せを感じながら生きていたかどうかは私はわかりません。幸せを感じていた人もいるでしょうし、幸せを感じなかった人もいるでしょう。

いまの日本では、残念なことに女性が社会で活躍することが難しい状況がまだまだ続いています。「未開の」社会のなかで、昔から女性は人間が人間らしくあるために大きな役割を果たしてきたことをよく知ること、そしてこれからは社会の状況の変化に応じて女性が社会のなかで活躍できる環境を整えることが大切であると考えます。

 

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