女性が細かいことを覚えているワケ

田村秀子『男が知りたい女の「気持ち」』

職場での女性とのコミュニケーション、男性にとっては理解が難しいところがあるかもせん。そしていまや女性が社会で活躍するのが当然の時代です。だからこそ、仲良く仕事をしたいところです。少しでも職場で女性の方々との仕事に悩んでいる男性の方々のお役に少しでもたちたい、という思いで、女医さんが書いた本を読みました(田村秀子『男が知りたい女の「気持ち」 永遠のナゾに女医が答える』講談社ブルーバックス、2010年)。職場のコミュニケーションで応用でできそうなところを、何回かに分けてご紹介したいと思います。

さてさて・・・今日は私の得意分野「記憶力」から。記憶の仕方も男性と女性では違うんですね。また、「なんで記憶とコミュニケーションが関係するの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。この関係はこの文章の最後でお話しします。

 

難しいことばを出して恐縮です。まず、覚えていただきたいのは、女性ホルモンには大きく分けてエストロジェンとプロジェステロンの2つがある、ということです。プロジェステロンについては後日述べることにして、今日はエストロジェンの話です。

そしてまたまた恐縮です。記憶はどのようにして蓄えられるのか、というと、海馬で1か月程度保存し、必要だと思った情報が側頭葉に送られて長期間保存されます。海馬を刺激するのは扁桃体で、感情に関わる部分です。エストロジェンの女性ホルモンが海馬などの動きに非常に関連するのです。

記憶に関わる脳の図

エストロジェンは海馬に刺激を与えやすいホルモンのようです。とくに、排卵の時期には神経細胞突起が1.5倍にも増えるそうです。そうすると、当然記憶力が高まるわけですから、女性は過去にあった出来事の細かいところまで覚えているわけです。

「課長、先日の指示は●●でしたよね」→(あれ?そんなこといったっけ、オレ、覚えていないよな) なんていうことになるわけです。

エストロジェンは、女性にとってとてもありがたいホルモンのようで、ストレスから神経細胞を守る働きをするわけです。したがって、一時的なストレスは男性より女性の方が弱くても、ストレスが長引いた場合は女性の方が強くなる、ということにもなります。

さらにストレスがかかるとどうなるのでしょうか。エストロジェンは今度は「前頭前皮質」を刺激します。難しいことばばかりでごめんなさい。ここは感情に関わる部分で、男性より女性の方が大きいわけです。そして、エストロジェンはこの前頭前皮質を通じて海馬に感情の情報を送ると海馬がさらに活発になります。その結果、過去経験したことと強い結びつきがあればさらに記憶の貯蔵庫に刺激がいくわけで、ストレス状態のなかで古い記憶が感情を伴って呼び起こされる、というわけです。

「前にこの書類の書き方について説明したでしょ! 何度も何度も同じこといわせないでよ!」

男性が思っている以上に女性が感情的に反応するのは、エストロジェンと脳の働きに関係する、ということを知っていただくでも、少しは女性の特徴を理解して職場でもコミュニケーションも楽になることを期待します。

明日は右脳と左脳に焦点を当ててご説明します。

 

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