「血液型」と人間関係

『現代のエスプリ 血液型と性格 その史的展開と現在の問題点』

おはようございます。

昨日まで「レッテル貼り」について書きました。人間関係はレッテル貼りや先入観ではなく、透明な気持ちが大切ですね。

そういえば・・・ということで、昔読んだ本を思い出しました。『現代のエスプリ 血液型と性格 その史的展開と現在の問題点』(至文堂、1994年)。

これを書くと嫌がる人が多いだろうな・・・と思いつつ、私の意見を述べさせていただきます。

結論をいえば、私は血液型性格診断には反対の立場です。

同書、高田明和「血液型学からみた血液型と性格の関係への疑義 血液型 発見から最新知識まで」という論稿が、比較的私にとって説得力があります。

この論稿によると、A・B・O式で血液を分類する方法が主張されたのは1902年のこと。ウィーン大学のラントスタイナーの弟子が血液の凝集の研究からA・B・Oの他に加えてAB型を提唱したのです。その後血液の分類の研究は進み、1930年代ラントスタイナーはRh陽性、Rh陰性という分類方法を提唱します。さらにその後も分類方法が複雑化し、P式、MN式、ルイス式、ダフィー式等公的に認められているだけでも血液の分類方法は40種類以上あり、自称、公称を加えると血液の分類方法は400種類以上になる、とのことです。

血液を4通りに分けるのはある基準によってであり、人間の血液は400種類以上あるのだとするのであれば性格分類も400種類以上考える必要があるだろう、またA・B・O式に絞るのであれば絞る根拠がわからない、というのが私の考えです。

とはいえ・・・海外でも血液型と性格の関連の研究はあるそうですし、正確なところは今後の研究を待つのみ、というところでしょうか。

私も人格適応論を勉強したり、かつては人間を9つのタイプで考えるエニアグラムも少し勉強したことがあります。勉強するなかで悟ることは、人間はタイプごとに分類するのは不可能だ、ということです。これらの考え方は人と自分の違いをわかりやすい形で説明して、人間の相互理解を深める方便にすぎず、一人一人の人と透明な気持ちで向き合うことの大切さを日々感じます。
もう一つだけ、血液型の話をさせていただきます。同書のなかに、佐藤達哉「ブラッドタイプ・ハラスメント あるいはABの悲劇」という論稿があります。日本ではAB型が少数派ですので、差別被害を受けやすい、ということです。

血液型を話題にしたとしても、ハラスメントにならないよう、意識することが大切であることを最後に申し述べておきます。

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