おはようございます。

今日は「英雄の法則」について、ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』から考える最後です。「英雄の法則」は「分離→通過儀礼→帰還」を経て、人間だれでも英雄になれることを説く考え方です。ニーチェの『ツァラトゥストラ』の「三段の変化」も似ていて、「ラクダ→ライオン→子ども」で人間が自由を手にする過程が説明されています。

「ラクダ」はガマン・忍耐、ライオンは社会の価値観であるドラゴンとの戦いでした。

 

ニーチェはいいます。

自由を手に入れ、なすべしという義務にさえ、神聖な否定をあえてすること、わが兄弟たちよ、このためには獅子が必要なのだ。/新しい価値を築くための権利を獲得すること -これは辛抱づよい、畏敬をむねとする精神にとっては、思いもよらぬ恐ろしい行為である。まことに、それはかれには強奪にもひとしく、それならば強奪を常とする猛獣のすることだ。

ライオン

そして、ニーチェはさらに続けます。

しかし、わが兄弟たちよ、答えてごらん。獅子でさえできないことが、どうして幼な子にできるのだろうか?どうして奪取する獅子が、さらに幼な子にならなければならないのだろうか?/幼な子は無垢である。忘却である。そしてひとつの新しいはじまりである。ひとつの遊戯である。ひとつの自力で回転する車輪。ひとつの第一運動。ひとつの聖なる肯定である。そうだ、創造の遊戯のためには、わが兄弟たちよ、聖なる肯定が必要なのだ。ここに精神は自分の意志を意志する。世界を失っていた者は自分の世界を獲得する。

赤ちゃんのイメージ

赤ちゃんは、大人にとっての最大の教師といえる存在ではないでしょうか。感情を自由に使い、体の効率的な使い方をよく知っています。これこそ、自由の証といえるのでしゃないでしょうか。

英雄の帰還、ある意味子どもの自由を取り戻すこと、といえるでしょう。

そして・・・あなたのなかにも、そんな「自由な子ども」「自然な子ども」が眠っています。そんな自分のなかにいる「子ども」を取り戻すことによって、活き活きと人生を歩むことができます。

 

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