おはようございます。

ちょっと間隔をあけて、今日もニーチェで失礼します。

「罰。 -不思議なものだ、われわれの罰というものは! それは犯罪者を浄化しない。それは罪滅ぼしにはならない。それどころか、それは犯罪そのもの以上に顔に泥を塗る」(『曙光』236、茅野訳)

「考慮せよ! -罰を受ける者は、行為をした者とはもはや同じではない。彼は、いつも罪を購う山羊なのである」(『曙光』275)。

やぎ

 

犯罪を犯した人で、真面目に自分を顧みてその後幸せになる人もいれば、同じような犯罪を繰り返してまた刑務所に戻る人もいます。芸能人で薬物違反を繰り返して刑務所に行って戻ってくる人をみるとわかりやすいと思います。

そんな社会的なところまで広げなくても、もしあなたが会社に勤めているとしたら、ルールを守らない人、お決まりではないでしょうか。おそらく、上司からさんざん注意を受けても改善しない・・・。そうすると、「ルールを厳しくすれば問題が解決する」、となると面倒な手間が増えて周りの人は大迷惑。それでも、また同じ人がルール違反をする・・・の悪循環。
私はルールを守る方だったので、会社員時代は大迷惑。「また手間が増えるのか・・・」と心で思ったとしても、給与をもらって仕事をしている以上仕方がありませんし、私一人のミスで人に迷惑をかけ、私自身が大きなダメージを蒙ることは避けたい・・・結構苦しいです。

 

どうしたら、この悪循環を断ち切れるでしょうか。一番てっとり早いのは、ルールを破る人が自分を変えたいと思ってカウンセリングにいらしていただくことですが、カウンセラーはクライエントを変えることができないので、本人が変えたい意志をもっていない限り、意志がなければ無理です。

 

としたら、打つ手はないのでしょうか。とても難しいですが、ここで解決方法をあきらめるのではなく、考えられるところまで考えましょう。

まず、ルールを破る人のなかで、仕事ができる人と、仕事ができない人では意味が違うような気がします。ニーチェがいっている「山羊」タイプの人は、別の機会にして、今日は仕事ができる「キツネ」タイプの人に焦点を当てましょう。

狐、すっぱいぶどう

仮に営業職だとします。業績は順調、その変わり職場のルールを守らない。

としたとき、「なぜルールを守らないのかね」としたところで、「すみません、今度から気をつけます」でまた同じことの繰り返しでしょう。

恐らく、ルールを守らないことで、業績を上げていることを私は予想するわけです。私だったら、以下のようにします。

「君は業績が順調のようだ。もし業績が下がったら、どうなりそう?」

この程度の質問では「売上が下がったら、会社の業績も下がるし、私の給与だって減るじゃないですか」で終わりでしょう。これはあくまでも本命の質問に近づくための準備。もう1回準備の質問を入れます」。

「会社での君に対する評価が下がって、君の給与が下がったら、どうなりそう?」

予想される答えは、「会社にいずらくなるし、給与が下がったら、お金が減ります」程度でしょう。

この辺でそろそろ本命の質問にいきましょう。

「会社にいずらくなったら君はどうなりそうか、給与が減ったら君はどうなりそうか? もしかしたら会社で業績が伸びている分は人も寄ってきて相手にしてくれると思っていたり、お金がなくなると自分の価値がなくなるような気がしていないか?」

会社での業績=収入=自分の存在価値

社会の価値観に合わせて生きているいきずらさが、問題の正体ではないでしょうか。

あくまでも私の上記の例はカウンセラー目線での話なので、私も会社員時代に実際に試したわけではないので、何とも効果があがるかわかりません。

ポイントは、表面上の問題ではなく、その人がもっている生きている価値、自分の存在感に重みをどこまで感じているか、です。

だとしたら、このケース、「会社の人からそっぽむかれたらつらくならない?」、「確かに業績を上げてもらうことは私にとっても大切なことだ、それ以上にまず君が生きていることのつらさは何だろう、そんなに無理して体裁をつくろって仕事をしていたらつらくないか?」

と、無理して見栄をはっている自分に気づいていけば、確かに業績は一時的に落ちるかもしれませんが、無理するのではなく自然に業績を回復できるような気がしています。

 

正直、私もどこまでやれるかわからないですし、カウンセラーの訓練を積んでいらっしゃらない方だとなおさら難しいと思います。

私でよければ、お教えをいただきたいです。メールでも何でもご連絡をいただきたいと思います。一緒に考えましょう!

「ルールを破る人の仕事ができない人」編は近日中、別の機会にご紹介いたします。こちらの方がたぶんわかりやすいと思います。

 

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