人間はつねに人と関わろうとする そこで起きる問題は何?

TA TODAY

おはようございます。

昨日はミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の「ドレミ」の前のシーンから人間関係の一番深い問題に触れました。

子どもたち:「J先生をいじめた時より楽しいや

マリア:「なぜ悪さをするの? わからないわ

子どもたち:「簡単よ」

マリア:「教えて」

子どもたち:「お父様の注意を引くため

今日は、少し理屈を踏まえてお伝えします。

なぜ、どうしてのイメージ

さてさて・・・今日の本題はここからです。まず、クイズから入りましょう。『TA TODAY』残酷な動物実験の結果が書かれています。

子ネズミを2組に分けて、特徴のない箱に入れます。1つのグループには1日何度か電気ショックを与え、もう1つのグループは電気ショックを与えませんでした。どちらのネズミが発達がよかったでしょうか。

ネズミ

実は・・・電気ショックを与えたネズミの方が、発達がよかったのです。

これを人間に置き換えると・・・

無視されるよりは、どんなにひどい仕打ちでも人から相手にされようとする

これが、イジメ、パワハラ、DVなど、大なり小なりありとあらゆるところで起こる人間関係を引き起こすもとになります。暴力を振るわれようがなにしようが、人から相手にされないよりはマシ、というわけです。

これから『TA TODAY』の内容を引用しますが、ストローク、というギョーカイ用語の意味を最初に述べておきます。ゴルフやテニスをする方にはおなじみのことばですね。ボールを打つときに使うことばです。人はつねに人から存在を認めてもらおうというする意識です。心地のよい幼児はストロークはもちろん、暴力など心地の悪いストロークも含めます。無視される、つまりストロークはあった方がマシ、という理屈です。

「私たちも、こうしたネズミと同じだ。刺激への飢えを満足させるために、私たちはポジティブなストロークと同様に、ネガティブなストロークも使うことができる。/幼児はこれを本能的に知っている。私たちのほとんどが小さい子供の頃、・・・ネガティブなストロークを得る方法を考え出したのだ。たとえそれが苦痛を伴っても、ストロークがないという恐ろしい状況よりも、それを選んだのである。/大人になっても私たちは幼児のパターンを再演し、ネガティブなストロークを探し続けるかもしれない。自罰的のようにみえる行動の原因の一つがこれである」(ジョインズ、スチュアート、深沢訳『TA TODAY』実務教育出版、1991年、91~92ページ)。

説教厳禁

私は以前のブログで、「遅刻癖の社員への対応」について書きました。遅刻したら説教はNG、遅刻したら無視、時間を守って出社したらとにかく誉める、というのは上記の理屈です。「自分はダメだ」という思い込みの強い人は、ダメな自分をみせることでストロークをもらおうとするわけです。

ここで別な言い方をすると・・・ここで説教する人はどういう問題を抱えているのかもわかると思います。「自分の部下にミスがあったら、私はダメ人間であることが上司にバレてしまう(会社にいられないと自分の存在が否定される気がする)」、「ダメ人間に接しているときだけ自分には価値がある(スゴイ人間と付き合う価値は私にはない)」、「社会の常識が守れない人間はダメ人間である(社会の常識が守れる私はOKだ、私は社会の常識が守れなければNGだ)」・・・

お互い、どんなに嫌なことであっても、必ずメリットがあるのです

サウンド・オブ・ミュージック

「サウンド・オブ・ミュージック」に話を戻します。

子どもたち:「J先生をいじめた時より楽しいや

そうなんです。マリアはトラップ一家の子どもたちの気持ちを受け止めます。初対面でポケットに蛙を入れた子どもたちに感謝の意を伝え、雷に怯える子どもたちを抱きしめて守ろうとします(ここの歌が有名な「私のお気に入り」)。すると、子どもたちは心地のよい人間関係のあり方について知るわけです。

「J先生をいじめた時より楽しいや

人間誰でも、心地よく人と関わる力があります。無視されるより、嫌な人間関係を選んだらつらいでしょう。いじられる方もつらいし、いじめる方もつらいのです。それでも無視されるよりはがんばってつらい思いをする方を選んだのです。

まず、ここに気づきましょう。そうすれば、必ず嫌な人間関係や自信のなさ、あるいは妙な自信過剰からくる不快な気分から抜け出すことができます。

 

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