カウンセリングのサービスって?

おはようございます。

以前から、ヤン・カールソン『真実の瞬間』(堤訳、ダイヤモンド社、1990年)を読んでいて気になっていた記述です。

「フォードやGMは自動車製造業に従事しているのだろうか。それとも人々に陸上運輸手段を提供する事業に携わっているのだろうか。もし答えが前者なら、当然両社は最新技術の粋を集めた設計や空力特性、燃料経済性といった自動車の技術的側面に努力を傾注する。/しかし、両社が経営しているのが、陸上運輸サービスだったらどうなるか。営業種目が自動車販売のみに限定されるだろうか。カード一枚でいつでも、どこでも自動車が利用できるレンタカー・サービスを提供するのも、顧客の立場からみれば、すじが通っている。いずれにしても、タクシーを呼ぶときに、だれも車種を指定したりはしない」(60ページ、強調は引用者)。

著者のヤン・カールソン氏は、スカンジナビア航空の最高経営責任者をつとめた人物で、つぎのようにも述べています。

「スカンジナビア航空は航空事業に従事しているのだろうか。それとも旅客をできるだけ安全に、かつ効率的に運送する事業に携わっているのだろうか、と。当然、答えは後者だろう」。

面接のイメージ

この考えをカウンセリング業界にあてはめると・・・非常に手厳しい指摘になるような気がするのです。

「タクシーを呼ぶときに、誰も車種を指定したりはしない」。クライエントさんをお客様とみたとき、「○○療法」といわれてわかるのは、ほんの一握りでしょう。私でも名前を知っているカウンセリングやセラピーの数はごく一部なくらいですから(名前も聞いたことがないのが多いくらいだと思います)、お客様目線からすればほとんど意味がないことのように思います。

私はカウンセリングのとき、「会社は・・・」「日本は・・・」と主語が自分以外になったとき、「試しに主語を私にするとどうなりますか?」と提案することがあります。第三者を主語で語っている限り、自分の考えや気持ちがみえにくいのです。

もちろん、私もカウンセリングやセラピーの方法を習いました。それも複数です(あえてここでは書かないことにします)。

これを「私の方法」として、具体的にわかりやすく説明することが、多くのクライエントさんにご来談いただく上でとても大切なことになるでしょう。そして、カウンセラー自身が自分が何者であるのかを知る自己探求のチャンスになるような気がしています。

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そしてもう1点。

「フォードやGMは自動車製造業に従事しているのだろうか。それとも人々に陸上運輸手段を提供する事業に携わっているのだろうか。」

「スカンジナビア航空は航空事業に従事しているのだろうか。それとも旅客をできるだけ安全に、かつ効率的に運送する事業に携わっているのだろうか」、と。

松田充弘さんも、『ビジネスで一番大切なしつもん』で同じような問いをたてています。

松田充弘『ビジネスで一番大事なしつもん』

「引っ越し会社は物を移動することだけが仕事のように見えます。でも、なぜ物を運ぶのか。それは、顧客が新たな場所で、新しい生活をスタートするための準備を整えるためです。つまり、引っ越し会社は、表面的には『物の移動』をしていますが、実は『生活の移動』を手伝っているのです」(95ページ、強調部分は原文のまま)。

私はカールソンが出した問いに半年以上悩み続け、松田さんの問いを読んで真剣に悩み始めました。

カウンセラーは、クライエントの何を手伝っているのだろうか?

ストレスの解消、グチを吐き出してもらってすっきりする、問題が解決する、人生が変わる・・・表面的な答えはいくらでも出るでしょうが、一歩踏み込んだ答えが私もまだ出ていません。ここが、カウンセリングが敷居が高い、自分には関係がない、と思われている一つの要因になっている気がします。

さてさて・・・ここで私がここで悩んでいるクライエントをカウンセリングするとき、どこに焦点を当てるか、というと「出ていません」です。これを「出さないのですね(ここは「」かな?、自信ないです)」と自分で自分が出さないようにしていることに気づくような働きかけをします(ただしこれをやるのは、前向きで比較的カウンセリングを受け慣れている方です)。

そうすると・・・本当に私がやりたいことがカウンセリングではないことに気づき出すわけです!(前々からわかっていたことです)

そのやりたいことの事業の一部にカウンセリングのサービスがあるのか、カウンセリングのサービスのなかに本当にやりたいことがあるのか・・・

今日はこの辺にして、続きはまた・・・

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