本当に困る「どうしたらいいですか?」

おはようございます。

昨日は、「どうしたらいいですか」の質問に答える入口についてお話しました。困らないケース、やや困るケース。今日は一番困るケースです。

もし、あなたがリストラを言い渡した社員が数日後、

「どうしたらいいですか」とあなたに相談してきた場合・・・つらそうにみえたらまだ楽ですが、

平然として、自分を責めたり他人を責めていたりして、嫌な印象をあなたが持ったとしたら、発しているメッセージに表と裏があります。そこでこれをギョーカイ用語で裏面交流と呼ぶ、というところまで話を進めました。

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メッセージに裏と表があれば、当然対応は難しくなります。相談する人のことばにのって、そのまま相談を進めたら危険なのはよくご理解いただけると思います。

どちらに焦点を合わせるか・・・というと、のメッセージです。表のメッセージに焦点を合わせて(「大人」の「心模様」で)、「君はどう考えているんだ」なんて質問しても、「わからないから相談しているじゃないですか、何とかしてくださいよ」と文句をいわれたり、「私は自分には考える力がありません、何とかしてください」と懇願されるだけでしょう。

これ、本当に難しいです。私も正直100点満点ではありません。私の場合どうするか、というと、相談者の「子ども」の「心模様」を満たすため、「聴く」に徹して、それ以上のことはしません。もし何らかの問題解決の話し合いになる場合は、「子ども・心模様」が満足してからで、満足するまでひたすら待ちます。人の非常に大きな欲求の一つは自分の話を聞いてもらうことです。こどもが「ねぇねぇ、お母さん、ぼくの話を聞いてよ」といって、「な~に」といって否定しなで聴くと納得するのと同じです。

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私の場合はカウンセラーですので、切り出し方は以下のようになります。

(相談者)「実は、今回会社を解雇されました。もうどうしたらいいか、わからないんです。どうしたらよいでしょうか?」

(カウンセラー)「今回会社を解雇されたということで、今後どうしたらよいのか、というご相談ですね」

(私の場合、相談者が何をいいたいのか、極力同じことばを使って必ず確認します)

(相談者)「はい、そのとおりです」

(カウンセラー)「では、私も●●さんのことを知らないのでまずご状況からうかがいます。お話なさりたいことから、どうぞお話いただけますか」

ここで、沈黙が続くようであれば、「時間内ならお気持ちが固まるまでお待ちします」と断りを入れて、私なら20分だろうが40分だろうが、時間がくるまで黙って待ちます。

と、私は見ず知らずの他人ですが、同じ会社に勤めているあなたであれば、このようにはいかないと思います。

(相談者)「先日会社を辞めろ、っていわれたんですけど、もう、どうしていいのかさっぱりわからないじゃないです。私、どうしたらいいんですか?」

(あなた)「先日の話だね。(確認を入れます)40分でいいかい?(必要に応じて時間を区切ります)まず、不満でも何でもいい。君がどんな気持ちでいて、いま何を考えているのか、話を聴こうじゃないか。」

これで、「はい、わかりました」といって話を始める場合も、あるならとにかく最後まで否定を一切しないで聴くことです。解決策を提示しようものなら信頼関係が終わるくらいに思っていただきたいのです。

ここであなたを批判したり否定したりするかもしれません。とてもつらいですね。それでも聴いて欲しいんです。

あるいは、「どうせ自分なんてダメですよね」と自己卑下する人もいるでしょう。私だったら首を振ることさえしないで一切無視します。相談者が困った表情をしたら、

「それで?」「そして?」で話をつなぎます(「それで?」と「そして?」は話をつぐときに、結構使えます)。

面接のイメージ

うまく話が回りだして自分の正直な気持ちがでてくると、あなたのなかで相談者に対する嫌な気持ちが消えてくると思います。そのときが裏のメッセージが消えたときです。

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こうなったときに、昨日の要領で、

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①「君もつらいだろう」(親→子ども)と気持ちを受け取った後、②「では、君は本当はどうしたいと思っているんだ」(大人→大人)へと働きかけます。

時間がなくなったら、続きは次回に回すなどして、後は相談者をひたすら信じ続けることです。

ここで問題なのは・・・

「信じられない」「時間がない」「待てない」・・・となると・・・続きは明日お伝えします。

あなたも本当につらい、難しいお仕事をなさっていらっしゃいます。

 

 

 

 

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