競争に勝かたなくても価値がある

おはようございます。

先日まで、「常識」についてお伝えしてきました。ここも1つ疑いたいことがあります。

「社会に出れば、競争は当たり前だ! 子どものころから競争することを教え込まなければダメだ!」

こんな風な風潮がいまの日本の社会では当たり前の「常識」にいわれているような気がします。私が学校教員時代も同様でした。

本当にそうなのでしょうか?

「競争」の問題に焦点を当てて論じている人がいます。私のブログでもおなじみのフランスの精神科医、クリストフ・アンドレです(高野訳『自己評価メソッド』紀伊国屋書店、2008年)。

「競争が行われるということは、『誰かが勝ったら、誰かが負ける』ということである。したがって、『自分が勝つためには、相手に勝たせないようにしなければならない』、さらに言えば、『相手を引きずりおろさなければならない』。こんなことが常態化したら、社会はたちまちギスギスしたものになって、個人の幸福はおびやかされるだろう。・・・競争に勝ち抜いて権力を得れば、確かに<自己評価>は上がる。だが、その過程で人から愛されなくなり、孤独におちいったとしたらどうか?・・・ここでも<愛>は<権力>に勝るのだ」(232〜233ページ、強調部、引用者)。

 

クリストフ・アンドレ『自己評価メソッド 自分とうまくつきあうための心理学』

おそらく、あなたは競争に勝って孤独で苦しんではいないでしょうし、競争で負けて苦しい思いを感じているわけでもないでしょう。そして、心のどこかで、「競争に勝てない自分は人に比べて劣っているのではないだろうか」と心の片隅で苦しんではいらっしゃらないでしょうか。

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朝会で「○○さんが今月の営業成績1位です!」なんて拍手喝采の場面、あなたは心から喜んでいますか。無理に喜ぶ必要はありません。あなたにはあなたの立派な仕事があるのです。あなたはこれまで一つ一つの仕事を丁寧にステップを踏み重ねてきました。目にみえない形であっても、すばらしい成果を残していらっしゃいます。

 

 

 

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