おはようございます。

今日から3回連続シリーズで、白雪姫のお母さんについて取り上げます(アイキャッチの絵本の写真はポプラ社刊、世界名作ファンタジー5です)。

「白雪姫」って?もとはドイツの民話で、19世紀にグリム兄弟が童話集のなかで取り上げた話で、ディズニー映画にもなり有名になりました。

どんな話か、当然一度は聞いたことがあると思いますが、念のために確認しておきます。

白雪姫が生まれた後、生母が亡くなり、継母がきました。この継母は不思議な鏡をもっていて、「鏡よ鏡よ、世界で一番美しいのは誰?」と聞くと、鏡は「あなたです」と答えるのです。ところが、あるときから「白雪姫」です。と答えるようになります。継母はもう大変。白雪姫を何度も殺そうとしますが失敗し、ようやく毒リンゴを食べさせることで殺したことになります。ところが、ガラスの棺に入った白雪姫は通りかかった王子に見初められて生き返り、結婚する、という話です。

そして・・・実は、この継母、グリム兄弟の創作で、もともとは実の母親なんです!なぜグリム兄弟が白雪姫が生まれた後生母を死んだことにして継母にしたのか、正確な理由はわかりません。私は19世紀のヨーロッパ、市民社会が発展するなかで母性信仰が流行するなか、母は清く美しい、という考え方が広まったことと関係している気はしています。

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さて、生母を死んだことにして悪役の継母を置くと何が起こるのでしょうか。白雪姫の生母がもつ「醜い」面を継母に押し付けたのです。本来人間は100%清らかで美しい存在とはいえないでしょう。

人間は本来誰でも「美しい面」と「醜い面」の両方を持っています。さらにいえば、「美しい」「醜い」は社会や他人の評価であって本来存在するものではないのです。人間はあるゆる性質をもっており、本来はとても多面的なのです。

その人間が持っている豊かな一面を「醜い」「悪い」と切り捨てたらどうでしょうか。

他人に対して行えば正義の名のもとに残虐な態度に出るでしょうし、自分に向かえば自分を受け入れられなくなり自分を傷つけることになるでしょう。

現代の社会に生きていると、ありのままの自分を受け入れるのも難しいです。

あなたは自分のなかにある「醜い面」はみたくないかもしれません。そして、その「醜い面」を認めないと自分を受け入れなかったり人を責めたりするようになれば、余計つらい思いをすることになります。あなたの大切な一部を切り捨てることになるのです。

私もこの問題については、一定の解決をみるまでには時間がかかりました。受け入れだすと、大切な自分の一部を取り戻すのでパワーが出てきます。

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