仕事をするにあたって、モチベーションや、やる気を高めることは大切ですね。

モチベーションを高めるにあたって、あたなはどんなことをしていますか。

 がんばろう、がんばれ

 やるしかない

 (上司から怒られるなどモチベーションが下がりそうなことに対して)気にしなくていいよ

 自信持てばいいんだよ

「がんばろう・がんばれ」と自分を励ましたり、「やるしかない」と自分を追い込んだり、「気にしなくていいよ」といっても気になるので自分を責めたり、「自信持てばいいんだよ」といっても自信の持ちようがない、なんていうことにならないでしょうか。いやそんなことはないよ、というのなら、もしかしたら、いままでこの方法で続けてきて他の方法を知らないのかもしれません。

以下、どうしたら楽にモチベーションを上げることができるか、お話しします。

◆モチベーション・やる気は気持ちの問題

モチベーション・やる気は気持ちの問題です。したがって、気持ちの使い方が重要になるわけです。

いま私たちは、人工的につくった社会のなかで生活していますが、もともとは自然界に存在する動物です。頭で考えなかったり、自然に湧き上がってくる気持ちがあるのです。これを「本当の気持ち」と名付けましょう。「本当の気持ち」は以下です。

喜び(楽しい、うれしい)、怖さ、悲しみ、怒り・嫌

上記が自然に湧き上がる「本当の気持ち」です。「本当の気持ち」の特色は他にもあります。1つは感じると消えること、もう1つは問題解決に役立つこと。上記3つのなかで怖さ、悲しみ、怒り・嫌はあまり感じたくないでしょう。そして、これが問題解決に役立つのです。怖さを感じなかったら高い所から平気で飛び降りたり、走っている車に飛び込んでいくでしょう。集団のなかで生きる人間にとって、悲しみをアピールすることは、人から注目してもらい自分の気持ちに共感してもらうことに役立ちます。怒り・嫌は、脅威にさらされたときに自分や仲間を守り、また自分がやりたいことを実現するためにとても大切な気持ちなのです。

それに対して、人間が複雑な社会をつくるにあたって、気持ちも人工的なものにしました。これを「ニセモノの気持ち」と呼ぶことにしましょう。「ニセモノの気持ち」にはたくさんの種類があります。

不安、イライラ、公開、劣等感、優越感、自己卑下、屈辱、罪悪感、無力感、義務感、後悔、恨み、競争心、嫌悪感、緊張感、焦り・・・

挙げたらきりがありません。そして、「ニセモノの気持ち」には他に特徴があります。「本当の気持ち」と違って、感じても消えずに残ること、問題解決に役立たないこと、そしていつも決まったパターンを繰り返すこと。そして、わかりにくくてやっかいなのは、「ニセモノの気持ち」といっても、本人は本当に感じているため「本物」と思ってしまうこと、優越感や競争心などは仕事の上で業績を上げるために必要だと思い込みやすいこと、そして喜び、怖さ、悲しみ、怒り・嫌も「ニセモノの気持ち」の場合が結構多いことなのです。

具体的にみていきましょう。

●10社面接に行って全部不採用になった

 →悔しさを感じても悔しさが残る→本当は面接官に受け入れられなくて悲しいのかもれません

 →今度こそ内定を取得しなければならない、と焦る→本当は自分の素晴らしさを認めない人に対して怒っているのかもしれません

●プレゼンテーションなど人前で話す場面になると不安になったり緊張する

 →人前で自分の意見を述べたり、自分の意見を否定されるのは本当は怖いし、嫌なことです

●部下に対してイライラして、すぐに怒鳴って怒りをぶつける

 →本当は自分の考えを理解してもらえなくて悲しいのかもしれません

●新商品企画会議のためにつくった提案資料が認められなくて、自分は仕事ができないと思い、自分を責める

 →本当は、自分の成果を認めて欲しいという怒りか、認められなかったことに対する悲しみかもしれません

●つねに競争心をもって仕事をし、業績はトップでなければならない

 →トップでならなければならないと思って仕事をするとキツくないでしょうか、本当は人のサポートを得ながら、仲良く仕事をしたいという気持ちはありませんか(本当は悲しいのだと思います、あるいはつねにトップであることを強いる周囲の人に対する怒りもあるでしょう)

「悲しくなるのは弱い人間であることの証拠だ」「怒りは人を傷つける使ってはいけない感情だ」と誤解があるかもしれません。本当の怒りはエネルギーの源ですし、攻撃的に怒りを使っている場合は「自分を受け入れて欲しい」という「悲しみ」が「ニセモノの怒り」に化けていることがあります。

◆「本当の気持ち」を使う

ここまで書けば、モチベーションを上げるためには、こうした「本当の気持ち」を効果的に使うことなのです(個人的には、怒り・嫌の使い方がとくに重要だと思っています)。以下、「本当の気持ち」を使う方法を記します。人が見ている、あるいは本人の目の前でやる必要はどこにもありません。自分の部屋や、あるいは会社のトイレなどでもできることです。

★怖さ

会議やプレゼンテーション、あるいは就職の面接の前など有効でしょう。自分自身を抱きかかえるように「怖くていいよ」といってあげましょう。

あるいは、上司に叱られたとき、「おお、怖っ!」という場面も仕事では想定できます。

怖くていいよ

★悲しみ

人から受け入れられなかったとき、認められなかったとき、悲しいですよね。そんなとき「悲しくていいよ」と悲しみを感じることを許してあげましょう。ここで大事なことがあります。悲しみを感じてすっきりしない場合、本当は自分を認めて欲しいという気持ちの場合があります。そのときは、試しに「私は腹が立つ」といって怒りを吐き出すのも方法です。

悲しくていいよ

★怒り・嫌

クッションと丸めた新聞紙を用意します。新聞紙を丸めて「私は腹が立つ」と怒りを吐き出します。あるいは、怒りの気持ちをため込んで、新聞紙やトイレットベーパーを破るのも方法です。ここで大事なことがあります。「怒り・嫌」は自分が感じている気持ちで、他の人が怒らせているわけではありません。もし、すっきりしないのなら、試しに「私は悲しい」といって、それですっきりするなら本当は悲しいのかもしれません。

前にも述べました。「本当の気持ち」は感じるとすっきりします。もしすっきりしなければ、他の「本当の気持ち」を感じることを試して、どれが一番ぴったりくるか、試すことが大切です。

怒りを吐き出す怒りを吐き出す怒りを吐き出す怒りを吐き出す

 

◆できている自分を認める・受け入れる

何かイベントやプロジェクトがひと段落ついたときに、「反省会」をやらないでしょうか。これが単なる楽しい飲み会ならぜひ推奨したいところですが、「何かできていない点」「改善点」となれば問題です。グループでも個人でも、できていない点に目を向けるとモチベーション・やる気は下がります。

まず、できている点に目を向けることが先です。できている点はどんなに些細なことでもかまわないのです。これまでの自分を振り返ってできている点を洗い出すのも方法ですし、仕事に取り掛かるまえに「タスク・リスト」をつくって、できたら消していくと、「案外できるじゃないか」と自分を認めやすくなります。

気持ちの面で自分を受け入れるのには、以下のような方法があります。

イスを自分の前において、仕事をしている自分がいるとイメージします。その自分にどんなことばをかけてあげたら、その自分は安心したり、楽しい気分になるでしょうか。

●がんばっているね(「がんばれ」ではありません、最終的には「がんばらなくていいよ」「楽しくやっているね」を目指したいです)

●嫌な仕事でもよくやっているね(就職活動中の方は「よく応募書類を書いているね、よく面接に行っているね」)

●たとえ仕事でできていないことがあっても、十分あなたには価値があるよ

●この前のクレーム対応、よくやったよね、スゴイじゃん!

自分を受け入れる

こんなことばをかけてあげたら、今度はそんなあなたを抱きしめて胸のなかにしまってあげてください。

自分を受け入れる

 

 

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